Above The Rest!
 - adidas GAZELLE/CAMPUS㊦ - 

 

 

スニーカーの銘品・傑作にフォーカスし、歴史や文化的背景も織り交ぜながら、その魅力に迫るブログ企画です。

 

第12弾では、adidasのGAZELLEとCAMPUSを取り上げています!

 

 

 

 

前回は、GAZELLEの特徴やカラバリを辿ってみましたが、今回は、CAMPUSというモデルを可能な限り追うと共に、GAZELLEとCAMPUSとの違いについても触れてみたいと思います。

 

 

この企画の目玉のひとつは、取り上げるスニーカーを画像で確認出来ること。これを実現するにあたっては下北沢のヴィンテージ・スニーカー・ショップ:somaさんにご協力をいただきました。世界に誇るsomaアーカイブを通じて、偉大なるスニーカーたちのストーリーを体感して下さい!

 

 

 

CAMPUSには、前身モデルがあるのをご存じでしょうか。

 

 

Click! こちらがTOURNAMENT。CAMPUSの前身モデルとなるが、既にスエード製だった。

 

 

バスケットボール・シューズのTOURNAMENT。CAMPUSはこれを前身モデルとし、1972年に登場しています。

スエード生地が印象的なこのモデルは、発売当初、レザー製だったという話がありますね。

 

 

お馴染みのスエード製は1981年に誕生しています。

(1983年とする説も多いですが、それはあくまでも当時のカタログ表記上でのことというのが正しいようです)

 

 

アッパー素材にカラースエードを使用し、白のレザーが主流だったバッシュの世界に、デザイン面で一石を投じたモデルです。

 

 

今回のテーマである「GAZELLEとの違い」という意味では、前回も触れた通り、GAZELLEが「フットボール(サッカー)・シューズ由来のトレーニング・シューズ」CAMPUSが「バスケットボール・シューズ由来のトレーニングシューズ」ということになりますが…

 

 

そのデザインの特徴を、GAZELLEと比較してみると…

 

まず、アッパーにモデル名の明記はありません。これはGAZELLEと違います。

 

そして、つま先はプレーントゥになっていること。

これは、「T字補強」されているGAZELLEとはデザイン上の大きな違いでしょう。

 

また、幅広で丸みを帯びたラストとなっているあたりも、シャープな印象のGAZELLEとは大きく異なるのではないでしょうか。

 

バスケに由来し、どっしりとした存在感。

こういったあたりからは、サッカー、そして個人的にはイギリスを感じさせるように思われるGAZELLEとは趣を異にする、アメリカ、そしてヒップホップというストリート・カルチャーを想起させるモデルであると考えています。

 

 

1981年にこのモデルが登場した時点では、グレー、ネイビー、バーガンディの3色での展開だったようです。

生産はフランスで行われていました。

 

 

Click! 初期のCAMPUS。カラーリングはグレー。

 

 

Click! 同じく初期のCAMPUSで、カラーリングはバーガンディ。

 

 

そして、1984年には、カラバリとしてグリーン、ブラック、ライトブルーが追加されます。

 

 

Click! こちらがブラック地に、三本線がシルバー! かっこいい!

 

 

 

なお、年代判別の材料は、ソール部分のステッチとなりますが、1984年までは「全面ステッチ」となっています。

 

 

 

1985年以降については、「ステッチは前半分だけ」となります。

 

 

Click! こちらが1980年代中盤のフランス製。カラバリはネイビー。

 

 

Click! こちらはグリーン。

 

 

 

1986年には、フランスでの生産が終了。その後は、韓国、カナダ、モロッコで生産されるようになったようです。

 

 

Click! こちらが、韓国製のグレー。

 

 

Click! こちらは、韓国製のバーガンディ。

 

 

Click! こちらは、韓国製のネイビー。

 

 

Click! 最後に、韓国製の黒×赤を。

 

 

 

ところで、CAMPUSにはミッド・カットが存在するのをご存じでしょうか。

 

 

Click! CAMPUSのミッド! 筆者は初見です!

 

 

こちらが、1984年に発売されたCAMPUS MID。フランス製です。

 

 

 

1980年代以降、現在に至るまで、まさに時代を駆け抜けてきた感のあるCAMPUSですが、そのイメージはやはり、このヒップホップ・グループに負うところが大きいのではないでしょうか。

 

 

 

 

Beastie Boysが着用した1990年代には、CAMPUSは既に廃盤となっていて、そのデッドストックを履いているということで「レアなオールド・スクール・スニーカー」という概念をシーンに根付かせた意味で、彼らの存在は絶大だったとすべきでしょう。

 

そして、「ストリートからの支持」という文脈でいうならば、このCAMPUSには、スケート界隈との繋がりもとても強いものがありました。

 

 

スエード製という作りは、その誕生当初、スニーカーとしては、相当な革新性とリッチなイメージを放っていたはずです。

そこに加え、今に至る道程で見せた、ヒップホップやスケートといったストリート・カルチャーとの繋がりは、前回取り上げたGAZELLE含め、そのミニマルな意匠のモデルの存在感を高め、揺るぎないものにしてきたように思います。

 

 

 

<画像を押下すると、それぞれの商品に関する投稿ページが閲覧出来ます>

 

 

 

「スニーカーのマスターピース」にフォーカスするブログ企画の第12弾は、GAZELLEとCAMPUSを取り上げてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

記事の下にあります「コメント欄」に感想をいただけると、担当「中の人」の励みになりますので、是非よろしくお願いします!

 

また、「このスニーカーを取り上げて欲しい」というリクエストもお待ちしております。筆者の力が及ぶ限りではありますが、お応えしたいと思っています!

 

 

ということで、次回もお楽しみに!

 

 

 

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