This Is It!!
 みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲 - ③場面・シチュエーションを表す効果音 –

 

「みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲」について考えるブログ企画です。

 

 

このテーマはもともと、当サイトで運営しているThreadsのアカウントで投げかけたお題でした。

 

結果、まだ駆け出しの弱小アカウントにしては、なかなかの盛り上がりをみせ、返信をいただいた中には「筆者の知らなかった案件」も多く含まれていたことから、それらをまとめてみたいとの思いに駆られ、このブログ企画にさせていただいた次第でございます。

Threadsにおける返信投稿の中で、情報をいただいたみなさんに、この場を借りて御礼を申し上げます!

 

 

ここで企画の主旨を改めて。

 

ブログのタイトルでいうところの「みんな」とは、一旦「別に音楽が趣味なワケでもない」方々を想定しています。

そんな方々が「絶対聴いているハズなのに、その曲名やアーティスト名は知らない曲」に登場いただきます。

 

もちろん、このブログは、国内外を問わず何かしらの音楽のファンで、あるジャンルにも精通されている「No Music, No Life」な方々にも読んでいただきたい!のですが、

そんな方々には、「同じような位置づけにある曲って他にありません?」という投げかけにお答えいただきたいですし、「こういう日本独特の音楽の聴かれ方について、一緒に考えてみませんか」ってなお誘いを差し上げたく!

 

企画を進めるにあたっては、動画サイトの力を臆面も無く使わせてもらっておりますが、本稿ではまず「登場する曲名/アーティスト名」を明かしますので、それを見ながら動画サイトから流れる音楽を聴き「この曲は何に使われていたか」について考えてみていただければと思います。

 

 

ということで、今回は「場面・シチュエーションを表す“効果音”」を。

 

 

まずは、Manhattan Transfer“Twilight Zone”から。

何年か周期でやってくる「UFOブーム」。このブームに乗らんと数多作られたTV番組で、「UFOが出てくる」もしくは「これってUFOじゃないか⁉」なシーンでの登場度高しな楽曲です。

 

 

でも、そんな場面で使われるのは、イントロのほんの一部なんですよね。

クラブシーンの文脈では「ロフト・クラシック」として評価されていますし、実際、イントロが終わった後の歌が入って以降の展開なんか、とてもカッコ良いと思うのです。

だというのに、このMVも「UFOに過ぎる」。流行って怖い。

 

 

 

そして、同じような系統でこちらMike Oldfield“Tubular Bells”を。

この曲も映画「エクソシスト」のメイン・テーマとして使われていたこともあって、とても一般的な「効果音」と思われます。

 

 

冒頭からして、ミステリアスというかオカルティックな雰囲気で、聴く者を緊迫と恐怖に追い込む効果がある音かと。

でも、この曲、26分以上ありますが、「引用箇所」は冒頭の数分ですので、お好きな方以外は全て耳を通す意味は無いかもしれません(笑)。

 

 

 

次はガラリと雰囲気を変えて、Perez Prado“Taboo”を。

この動画なら、「ちょっとだけ」ではなく「全部」聴けます(笑)。

 

 

日本の土曜夜8時の子供たちを支配した「あの番組」で「彼」が使って以降、いわゆる「お色気」シーンで使われてきた「効果音」だと思いますが、令和の今日には、あまり聞こえてこなくなったかもしれません。

オリジナル楽曲自体は、その「幼少期に見せられてきたシーン」の残像を脳裏からうまく除去できたならば、上質なラテン・ミュージック以外の何物でもないと思います。

 

 

 

再度雰囲気を変えまして、Elvis Costello“She”を。

というか、これは映画「ノッティングヒルの恋人」で使われていた楽曲として、名が通っていますね。

 

 

この曲が使われている場面といえば、やはり「男女の愛」、それもホンワカ/じんわりとしたラブ・シーンということになりましょうか。

確実に耳馴染みがあって、聴けば「あぁ、この曲ね」とはなりながら、「アーティストや曲名にまで思いが及ばない」ことが多い物件だと思われます。

 

 

 

次に、いかにも耳馴染みが高そうな、ABBA“Money Money Money”。しかも、これは曲名/アーティスト名まで答えられる方は多そうな気も。

「お金について考える」「お金を使う」「節約する」といった「金がらみのシーン」のバックで、いつしかかなりの頻度で流れるようになりました。

 

 

スウェーデンのグループとなるABBAですが、この曲はヨーロッパ各国でヒットしたようです。

歌詞の内容は「お金に苦労している女性が、金持ちの男性との結婚を夢見る」というものですが、この曲は、ABBAの楽曲だけで作られたミュージカル「マンマ・ミーア!」にも登場しましたし、特にここ日本では、2006年から放映されていた「いきなり!黄金伝説」という番組の「1か月1万円生活」というコーナーで使われて、効果音としての市民権を得たように思います。

 

 

 

そしてこちらが、Verdi“Requiem – dies irae, dies illa(怒りの日)”

私の耳では、驚き・緊張・気合いの漲りといった、「ハイパー状態となった喜怒哀楽」シーンに添えられる曲のイメージでしかなかったのですが…

 

 

一方でこの曲、アニメ「エヴァンゲリオン」の予告編に使われていたリ、スロット・マシンのテーマになっていたりもするとか。

しっかし、このカラヤン指揮による演奏、凄すぎる!

 

 

 

最後に。

私どもが運営する本サイトのThreadsアカウントで、何人かのフォロワーさん等に投稿いただき、筆者がこの曲の存在を始めて知ることになった衝撃の1曲、薬師丸ひろ子“ハードデイズ・ラグ”です。

 

 

そもそもは以前に放送されていたお昼のトークバラエティ番組の「サイコロを振る」シーンで流れてきた、いかにも耳馴染みの深いメロディですが、ここを抽出するか!ってな目の付け所、そしてそれが「シングルのB面曲」だったという驚き…。

この番組が終了して以降は、「サイコロを使って何かを決める」シーンで用いられてますね。

 

 

 

ということで、「みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲」について考えるブログ企画の「ある場面・シチュエーションを表す“効果音”」篇、いかがでしたでしょうか。

 

最後までお読みいただいたことに感謝すると共に、「読後の感想」や「こういう案件もあるよ!」ってな情報もいただけると、「中の人」の励みになりますので、このブログ記事の下にあるコメント欄やThreadsアカウントに投稿願います!

 

 

UniverGoods

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