This Is It!!
 みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲 - ①登場テーマ・出囃子 –

 

「みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲」について考えるブログ企画です。

 

 

このテーマはもともと、当サイトで運営しているThreadsのアカウントで投げかけたお題でした。

 

結果、まだ駆け出しの弱小アカウントにしては、なかなかの盛り上がりをみせ、返信をいただいた中には「筆者の知らなかった案件」も多く含まれていたことから、それらをまとめてみたいとの思いに駆られ、このブログ企画にさせていただいた次第でございます。

Threadsにおける返信投稿の中で、情報をいただいたみなさんに、この場を借りて御礼を申し上げます!

 

 

ここで企画の主旨を改めて。

 

ブログのタイトルでいうところの「みんな」とは、一旦「別に音楽が趣味なワケでもない」方々を想定しています。

そんな方々が「絶対聴いているハズなのに、その曲名やアーティスト名は知らない曲」に登場いただきます。

 

もちろん、このブログは、国内外を問わず何かしらの音楽のファンで、あるジャンルにも精通されている「No Music, No Life」な方々にも読んでいただきたい!のですが、

そんな方々には、「同じような位置づけにある曲って他にありません?」という投げかけにお答えいただきたいですし、「こういう日本独特の音楽の聴かれ方について、一緒に考えてみませんか」ってなお誘いを差し上げたく!

 

企画を進めるにあたっては、動画サイトの力を臆面も無く使わせてもらっておりますが、本稿ではまず「登場する曲名/アーティスト名」を明かしますので、それを見ながら動画サイトから流れる音楽を聴き「この曲は何に使われていたか」について考えてみていただければと思います。

 

 

そんなこんなで、今回は「何者かのための“登場テーマ/出囃子”」を。

 

 

まずは、本企画の主旨を体感いただく意味でも、このArt Of Noise“Legs”から始めるべきかと。

これは「MTV世代」なら曲名聞いただけで、「普通のTVっ子」でも数秒聴けば、お判りでしょう。

「来てます!」「ハンド・パワーです!」

 

 

この曲、まさに(プロデューサーの)トレヴァー・ホーンならでは!なインパクト満点のドラム・ブレイクですが、「あの方」が登場する際のテーマとして使えるのって「TV出演の時だけ」、だとか。

権利関係の手続きをTV局が担ってくれるからだそうで、「営業」で色んなとこ回っている中では、この曲は使われないのだそう。だとすれば、「営業」では何を使ってるのか興味が湧きません?

 

 

 

そしてこちらは、スペクトラム“サンライズ”

プロレス・ファンには説明不要、問答無用の……「ウィーーーーー!」でございます。

 

 

引用部分は、楽曲の冒頭からなので、すぐにご名答いただけると思いますが、一方で「この曲って歌があったの⁉」ってな驚きもあるのではないでしょうか。

最初は、天龍向けのテーマ曲候補だったそうですが、こちらの「ウェスタン・ラリアット」の方に合う、となって今に至るということのようです。

プロレスのこと、あんま知らんけど。

 

 

 

といいつつ、プロレスネタをもうひとつ。Led Zeppelin“Immigrant Song(邦題:移民の歌)”です。

「ブレーンバスター!」「アトミック・ドロップ!」くらいであれば、プロレスファンではない筆者も知ってます。

 

 

プロレス・ファンにはお馴染み、ハードロック/ヘヴィメタル・ファンには「常識」であるハズのこの曲ですが、そのどちらでもない方々には、やはり「確かに聴いたことはあるけど、曲名はわからない」代表的な曲になるのではないでしょうか。

楽曲のリリースは1970年、「彼」がこの曲をテーマ曲に選んだのは全日本プロレス時代の1979年以降のようですが、現在では、この曲の布袋寅泰ヴァージョンを真壁刀義が使っている、ということで合ってますか?

 

 

 

次なるこちらが、Teddy Penderglass“Do Me”

土曜の夜8時を彩った、というか日本のほぼ全ての子供たちの耳目を奪った、あのダンスです。

 

 

こういった企画では必ず出てくる「定番ネタ」ですが、実際に「彼」が使ったものは、日本のバンドが少しアレンジしてカバーしたヴァージョンだったようですね。

筆者的に気になったのは、原曲のリリース時期と「彼」がテーマとして使い始めた時期の関係です。原曲が1979年のリリースで、「彼」が使ったテーマがシングルとしてリリースされたのが1980年だったようなので、「彼」はこの曲を聴いて、すぐに引用を決めたことになります。

そして意外だったのが、番組で使われていたのはほぼ1年のみ、だったこと。「記録よりも記憶に残る芸」とは、まさにこのことではないでしょうか。

「彼」がソウル・ミュージックの熱心なファンだったという逸話にも、引き合いに出される「引用曲」です。

 

 

 

雰囲気は変わりますが、Peppino Gagliardi“Che Vuole Questa Musica Stasera”

イタリア映画「ガラスの部屋」のテーマ曲のようです。これも、曲が始まれば、すぐわかると思うとです!

 

 

オリジナルの楽曲は、1967年リリースのようですが、イタリアのムード歌謡的なものとして凄く良く出来た曲だと思うんですが…「彼」による引用のおかげで、どうしても「笑い」の含有率が高いものになってしまっているような…。

 

 

 

そしてこちらが、Donna McGhee“Mr. Blindman”

この曲、筆者的には、フリー・ソウル文脈でフツーに好きで聴いていたのですが…当初、あの「高学歴ヘアバンド芸人」ネタのバック・トラックとは結びついてませんでした。

 

 

「彼」は、どういう文脈でこのチョイスをしたのでしょう? 俄然、そこに興味が湧いたりするワケですが、「彼」は「センス芸人」ともされているお方です。

この「小心者克服講座」というネタが1990年代中期であることから、上記フリー・ソウル・ブームの時期ともバッチリ符号させながら、「彼」自らチョイスした可能性が高い、という風に勝手に思っている次第です。

 

 

 

最後に、Lupe Fiasco“The Show Goes On”を。

この曲、MLBで活躍を続ける「あの方」が、昨年2024年に「打者としての登場テーマ」として使っていたということなんですが、「にわか大リーグ・ウォッチャー」の筆者の耳には残っていませんでした。

 

 

オリジナル楽曲は、2011年にリリースされたもので、歌詞が「どんな困難があっても、ファンのために打席に立ち続ける」的な内容のようなので、「彼」の名前とも引っ掛けながらチョイスされたと思料致しますが、10年以上前の曲をチョイスしているあたり、「彼」に何らかの思い入れがあったようにも見え…。

 

 

ということで、「みんな聴いているハズなのに、実際は全く無名な曲」について考えるブログ企画の「何者かのための“登場テーマ/出囃子”」篇、いかがでしたでしょうか。

 

最後までお読みいただいたことに感謝すると共に、「読後の感想」や「こういう案件もあるよ!」ってな情報もいただけると、「中の人」の励みになりますので、このブログ記事の下にあるコメント欄やThreadsアカウントに投稿願います!

 

 

UniverGoods

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