This Is It!!
これがみんなのMTV - ②Yo! MTV Raps –
2026年4月29日
「ここ日本において、かつて隆盛したMTV」について考えるブログ企画です。
このテーマはもともと、当サイトで運営しているThreadsのアカウントで投げかけたお題でした。
結果、まだ駆け出しの弱小アカウントにしては、なかなかの盛り上がりをみせ、返信をいただいた皆さんの声からは「MTVというものが、いかにこの国の洋楽文化の浸透に影響を及ぼしたか」を実感させていただくに至り、いくつか存在したMTV番組を改めて振り返ってみたい!との思いの下、このブログ企画にさせていただいた次第でございます。
Threadsにおける返信投稿の中で、情報をいただいたみなさんに、この場を借りて御礼を申し上げます!
ここで企画の主旨を改めて。
ブログのタイトルでいうところの「みんな」とは、一旦「この国において1980~90年代に洋楽文化の洗礼を浴びた」方々を想定しています。
この企画では、そんな方々が「当時、耳に、目にしたであろうアーティストたちのPV」に登場いただきます。
(この「Promotion Video」なる呼び方も、あの時代ならでは、ですね)
MTVという番組スタイルは、今となってはすっかり定着し、新曲をプロモートする上でもなくてはならない媒体。
そんな中にあって、このブログ企画で扱う「1980~90年代を中心に放送されたMTV」は特に、そのジャンルに関わらず、日本全国の音楽好きが、否、特に音楽が趣味ではなかった人々に対しても、その映像の力でもって、「洋楽耳」なるものを植え付けた媒体、だと考えます。
この時代を多感な頃として生きた方々にはきっと共感いただけるであろう「日本の洋楽リスニングの初期衝動」を、たっぷりの懐古趣味も含みながら、改めて炙り出せたらなと考えている次第です!
そんなこんなで、2回目となる今回は「Yo! MTV Raps」を。
言うまでもなく、ヒップホップはストリートで生まれ、クラブ・ミュージックとして大きな発展を果たしました。
一方で、他のポップ・ミュージック同様、ヒップホップにおけるマーケティング的背景にも、映像戦略があったことも間違いないでしょう。
今回取り上げる「Yo! MTV Raps」は、特に80年代後半以降、今に至るまで、ヒップホップなるものの、発展エンジンであり続けている番組です。
しかしながら、これはヒップホップが常に抱えていた「運命」みたいなもののように思うのですが、当初、ヒップホップひいてはブラック・ミュージック全般的として、ラジオではかかりにくい音楽だったようです。
そして、ヴィデオ・クリップというマーケティング上極めて重要だった媒体も、同様の難しい立ち位置に置かれていたと。
そんな中、1988年に「Yo! MTV Raps」は誕生します。初期の放送は、1995年まで続きました。
MCには、ファブ・5・フレディが就任。
土曜に放送されていた番組は、上々の人気を得ることとなり、平日の放送枠も獲得した後は、ドクター・ドレ(NWAで知られているドクター・ドレとは別人)と、エド・ラヴァーが行うことに。
ヒップホップを扱う番組が毎日放送されていて、日本でもMTVチャンネルで観ることが出来ていたという事実は、ネット社会ではなかった当時の情報ソースとしては極めて貴重だし、そのコンテンツは、今だからこそ威力を放つようにも思われます。
番組のオープニング映像を見つけました。
この番組には、当時活躍したアーティストが多く出演しましたが、単にPVが流されるだけでなく、本人に話を訊く、もしくはパフォーマスしてもらうといった、今となってはなかなかに貴重な場面のてんこ盛りでした。
このブログでは、そんな番組内でのインタビューやライヴ映像を可能な限りピックアップしてみたいと思います。
まずは、Public Enemy“Don’t Believe The Hype”の番組内でのライヴ映像を。
1988年頃の映像だと思われますが、どこか近寄りがたい雰囲気が最高!
そして、Public EnemyのFlavor FlavとChuck Dのふたりへのインタビュー模様も発見しました。
「Fear Of Black Planet」がリリースされた頃のようなので、1990年頃の映像だと思われます。
そして、Eric B. & Rakimです。
演っているのは“Eric B. Is The President”なので、番組始まってすぐの時期の映像と思われます。
それにしても、Rakimが若い!
音楽業界全体における位置づけのみならず、「Yo! MTV Raps」という番組内においても、「壁」は存在したようです。
それが「ギャングスタ・ラップの壁」。暴力や犯罪、性的描写も多いこのジャンルは、なかなか「放送」には向かなかったようですが、それを壊したのはやはり彼らの存在が大きかったのではないでしょうか。
N.W.A.の面々をインタビューした場面を集めたものを見つけました。
1990年前後の映像だと思われますが、とにかくDr.Dreが若い! Eazy-Eが動いてる!
Dr. DreとSnoop Doggのインタビュー模様を見つけました。途中、Warren Gまで登場します。
まさにチル・アウト、緊張感の欠片も感じられない、どちらかといえば終始ダラダラしたやり取りが、当時の西海岸シーンの空気感を伝えているような。
そしてこの方、2Pacへのインタビュー模様も。
少しあどけなささえ感じさせる2Pacの映像、これこれで貴重な気がします。
そして、A Tribe Called Quest。彼らの“Check The Rhyme”をBrand New Heaviesと共に、生演奏でドロップしてます!
1992年のことだそうですが、こんな音源、今回初めて知りました…。
ATCQとは同じ「ニュー・スクール世代」のQueen Latifahのパフォーマンス映像を。
今では、大御所女優の彼女ですが、やっぱりラップ上手い! 堂々たるパフォーマスが、かっこいい!
KRS-Oneのパフォーマス模様も見つけました。
アルバム「Sex And Violence」収録曲なので、1992年の映像と思われます。
こちらはPete Rock & CL Smooth!
彼らのアルバム・ジャケにも映っていた「BASEMENT」からお届けします、といった内容で、これは神回かと!
そして、この方々、Wu-Tang Clan。メンバーへのインタビュー映像を。
グループ名の由来を説明していたり、何かと初々しい!
番組には、Nasも登場してます。
このインタビュー模様は「Illmatic」リリース後のようなので、1994年頃のものかと。目が笑ってない感じ、素晴らしい!
この後は、趣味丸出しなだけのセレクトでお送ります。
3rd Bassをコンパクトに!
こちらは、Method ManとRedman、そしてSpecial EdにExtra P!らによるフリースタイルのマイクリレーを!
リュック背負いながらフロウをかますMethod Manが、可愛い!
D-Nice、イイ男!
ということで、「ここ日本において、かつて隆盛したMTV」について考えるブログ企画の「Yo! MTV Raps」篇、いかがでしたでしょうか。
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