Above The Rest!
- Nike Waffle Shoes㊤ -
2026年1月11日
スニーカーの銘品・傑作にフォーカスし、歴史や文化的背景も織り交ぜながら、その魅力に迫るブログ企画。
この企画の目玉のひとつは、取り上げたスニーカーを画像で確認出来ること。これを実現するにあたっては下北沢のヴィンテージ・スニーカー・ショップ:somaさんにご協力をいただいています。世界に誇るsomaアーカイブを通じて、偉大なるスニーカーたちのストーリーをよりリアルに体感して下さい!
ということで、第10弾となる今回は、Nikeのワッフル・シューズを取り上げたいと思います!
このワッフル・シューズは、陸上競技もしくはジョギング等のランニング/トレーニング・シーンで用いられるシューズとして開発されたものです。
ソールが文字通り「ワッフル」状となっており、アッパー部分を含めた軽量性も相俟って、プロ・アマ問わず大きな支持を得ることとなり、Nikeの一時期においては、バスケットボールやテニスと並び、スニーカー事業の屋台骨となっていました。
そんな位置づけにあった、この「ソールがワッフルのヤツ」は、1970年代のNikeのアイテムにおいて、かなり大きな群を成しており、これらを追ってみることは、Nikeの歴史が描くストーリーの重要なページを掴めることになるのではないか、と考えました。
そんなことで、このワッフル・シューズなるワードは、(特定のモデル名ではなく)本ブログ上で便宜上用いる造語であることを予めお断りしておきます。
なお、この時期のワッフル・シューズにおいては、SMU(Special Make Up:特定の競技チーム向けに特別に作られたもので、一般的な仕様とは異なることから、市場にあまり出回らなかったもの)も作られたようなので、確認出来たものを可能な限り、紹介できればと思います!
ワッフル・シューズは、1970年代の初頭に生まれました。
この物語には、本ブログの「Cortetz」にフォーカスした回にも登場した、Bill Bowermanに、再度登場していただくことになります。
Nikeの創設メンバーのひとりであるBillが、毎朝のように食べていたワッフルを焼く「ワッフル・メーカー」の「型」の形状を見て、「これ、使えるのでは?」とインスピレーションを得たそうです。
しかも、開発を始めるにあたっては、本当に「ワッフル・メーカー」にゴムを流し込んで試作したそうな(そして、それは失敗したようですが)。
この「ワッフル・シューズ制作のトライアル期」は、Billがオニツカに所属していた頃に該当するようで、実際にONITSUKA Tiger製の「ワッフルソール」の試作版が残っているようです。
そして、場面はNike誕生後へ。
Bill Bowermanは、1972年、ついにNike初のワッフル・シューズとなるOREGON WAFFLEをリリースします。
OREGON WAFFLEは、当時、Nikeが拠点を置いていた土地の名が付いたシューズ:OREGONに、ワッフル・ソールを付けたものでした。
リリース当初は、赤×白のカラーリングだったようですが、その後この「オレゴン・カラー」に変更されたようです。
なお、Nikeによる当初のWaffle Shoes展開は、「既存シューズのワッフル化」により進められたようで、OREGON WAFFLE以外にも、OBORI SUEDE WAFFLEといったモデルも存在していたようです。
そして1974年、ワッフル・シューズが大きな市民権を得ることとなったWAFFLE TRAINERが発売されます。
OBORI NYRONをベースに、ソールをワッフル化したもの、とのことです。
カラーリングとしては当初、この赤×白と紺×白でスタートされたようですね。
そしてその後に、最もポピュラーだと思われる青×黄でのカラーリングに変更され、定着したようです。
当時のアメリカは、一大健康ブーム。多くのアメリカ人がジョギングやエアロビクス等で汗を流すようになっていた時期で、そんな機運も取り込んで、このWAFFLE TRAINERは大ヒットしたのでした。
そんなことで、このモデルにはレディース向けもあり。
そして1977年になると、WAFFLE RACERが発売されます。位置づけとしては、OREGON WAFFLEの後継モデルにあたります。
加えてこちらも、WAFFLE RACER。
こちらは、1980年代のもののようですが、単なるカラバリなのかSMUなのかの判別が付いていません…。
そして同じ1977年、WAFFLE Ⅱが発売されます。
こちらのモデルは、米国、韓国、台湾と様々な国が生産拠点になっていたようです。
そして、このWAFFLE Ⅱには、アッパーがキャンバス生地になっている仕様もあったり。
<画像を押下すると、それぞれの商品に関する投稿ページが閲覧出来ます>
ここまで、1970年代中期までのワッフル・シューズにフォーカスみましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は、引き続きワッフル・シューズにフォーカスし、1970年代後半に生まれたその他のモデルを追ってみますので、お楽しみに!
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